土地 売却|土地売却の手続きや流れとは?必要な書類と注意点を解説

土地売却をしたい時にあらかじめ確認しておいた方が良いのは、売却するために必要な手続きや流れに関する情報です。どのような流れで手続きが進められるかを知っておけば、土地をスムーズに売却しやすくなります。

初めて土地を売却したい人などは特に、こうした手続きや流れについての情報を知っておく必要があります。ここでは、これから土地の売却を考えている人のために、土地の売却の流れや必要な書類と費用に関する情報を、詳しくご紹介します。

土地を売却するための10のステップ

土地を売却したいけれどどういう手順で売却すれば良いかわからない人は、まず売却の流れを一通り知っておいた方が良いでしょう。土地の売却に関する流れは、全部で10のステップに分けることができます。10のステップの一番初めにする必要があるのは、売却したい土地の相場を調べることです。

土地の相場調べを一番最初にした方が良いのは、不動産会社の査定を受ける前に相場を知っておいた方が、査定額が適正かどうか確認しやすくなるからです。次にしなければいけないのは、不動産会社に査定を依頼することです。不動産会社がおこなっている査定は2種類あり、卓上査定は現地訪問をしないでおこなう査定です。

訪問査定は現地査定をしたうえで評価をします。10のステップの3番目にしなければいけないのは、不動産会社と媒介契約を結ぶことです。媒介契約には一般媒介契約の他に、専任媒介契約や専属専任媒介契約があります。

10のステップの後半のステップ

土地を売却するために必要な10のステップの4番目は、土地の測量をして隣りの土地との境界を決めることです。境界線の確定が売却の前に必要となるのは、土地を売却する時に所有地の境界線を示す境界標と測量図を購入者にチェックしてもらう必要があるからです。10のステップの5番目にすべきことは、売却するための戦略を検討することです。

土地売却の専門家である不動産会社のスタッフと協力しながら戦略を検討していくことで、最適な方法を決めることができます。6番目のステップは不動産会社によっておこなわれる販売促進のための活動です。購入希望者が見つかれば次のステップでは、購入希望者と条件交渉をおこなうことになります。条件交渉により互いに納得できれば、売買のための契約を締結することになります。次におこなわなければいけないのは、代金の決済と土地の引き渡しです。最後のステップとしてする必要があるのは、土地を売却して利益を得た場合に必要な確定申告です。

土地売却の手続きに必要な書類と費用

土地売却の手続きをするためには、必要な書類と費用をあらかじめ準備しておく必要があります。必要な書類と費用はそれぞれ複数のものがあります。必要な書類として用意しなければいけないのは、身分証明書や住民票です。実印と印鑑証明書も必要になります。登記済権利書も必要になる書類で、登記識別情報をかわりに使用することも可能です。

土地売却には、固定資産税納税通知書と固定資産税評価証明書も必要になります。土地の測量図境界確認書も準備しておく必要があります。土地売却のために必要となる費用の一つは、不動産会社に支払う仲介手数料です。ローンの抵当権を抹消するために費用も必要になり、司法書士に支払う費用です。

土地の測量をするための費用も必要になります。印紙税の支払いも必要になり、売買契約書に貼り付けする印紙を購入する時に支払います。譲渡所得税を納めることも必要で、譲渡所得税は所有物を他人に譲渡したことで獲得した利益に課せられる税金です。住民税の支払いもあわせて必要になります。復興特別所得税を納めることも必要で、令和19年まで所得税にプラスして課税される税金です。

土地の売却手続きに関する3つの注意点

土地の売却手続きを進める前に知っておくべきなのは、3つの注意点です。3つの注意点の1つ目としてあげられるのは、ローンの返済に関する注意点です。土地を売却したい時には、ローンの返済金が残らないようにする必要があります。返済金が残らないようにしなければいけないのは、土地に設定されているローンの抵当権を解除してもらう必要があるからです。

土地の売却金額を受け取れば、未納の返済金を全て返済することができます。3つの注意点の2つ目は、登記についての注意点です。相続した土地を売却したい場合には、まず相続の登記を忘れずにおこなってから、売却の手続きを進める必要があります。相続の登記手続きをすることで、土地の所有権を自分の名義に変更できるので、売却後の権利の移転も自由にできるようになります。

3つの注意点の3つ目は、個人間の取引に関する注意点です。土地売買に慣れていない人は、個人間の取引はできるだけ避けた方が、トラブルにも巻き込まれにくくなります。

さまざまな手続きや費用が必要になる土地の売却

土地の売却に関する情報について、まとめてご紹介してきました。土地を売却するためには複数の手続きを順番におこなうことが必要で、ご紹介した10のステップに従って、土地売却を進めることになります。

売却に必要な書類と費用もあらかじめ確認しておく必要があり、本人確認をするための書類や登記済権利書なども必要です。土地を安全に売却するためには、ご紹介した3つの注意点を守ることも重要です。